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ハウスダストアレルギー

ハウスダストアレルギー

家の中や職場にいるときにくしゃみが止まらない、鼻がつまる、目が痒い……。
そんな症状に悩まされていませんか?
それは「ハウスダストアレルギー」かもしれません。
ここでは、ハウスダストアレルギーの正体から、原因、症状、そして治療法や日常生活でできる対策までを詳しく解説します。

1. ハウスダストアレルギーとは

ハウスダストアレルギーとは、家の中にあるホコリ(ハウスダスト)に含まれる物質に対して、体の免疫システムが過剰に反応してしまう状態のことです。
医学的には「通年性アレルギー性鼻炎」の主な原因の一つとして分類されます。
「通年性」といわれる通り、スギ花粉症のように特定の季節だけ症状が出るのではなく、原因となる物質が家の中に一年中あるため、季節を問わず症状が続くのが特徴です。

2. どのような人がなりやすいか

皮膚の傷が多かったり乾燥して状態が悪いと、ハウスダストアレルギーを含むアレルギーの病気を起こしやすいことが知られています。特にアトピー性皮膚炎があると他のアレルギーの病気を起こしやすいとされています。地域でみると、田舎よりも都市部や工業地域で生活している人の方が、アレルギーの病気になりやすい傾向があります。
発症する年齢は子供の頃や若い成人の時期に初めて症状が出ることが多いです。

アレルギー体質は遺伝することがあり、家族に喘息やアレルギー性鼻炎の人がいる場合は、発症するリスクが高くなります。

3. 原因:ハウスダストの正体

「ハウスダスト」とひとことで言っても、単なるゴミや砂ボコリではありません。アレルギーの原因(アレルゲン)となる主な物質は以下の通りです。

ダニ:最も主要な原因

ハウスダストアレルギーの最大の原因は、目に見えない小さな「チリダニ」です。ダニそのものだけでなく、ダニのフン死骸が乾燥して粉々になり、空気中に舞い上がったものを吸い込むことでアレルギー反応が起きます。ダニは湿気を好み、人の皮膚(フケ)などをエサにして、布団やカーペット、布製のソファなどで繁殖します。

ペットのフケ

犬や猫などのペットの皮膚から剥がれ落ちたフケも、強力なアレルゲンになります。これらは非常に軽く、長時間空気中を漂い、衣服について運ばれることもあります。

昆虫(ゴキブリなど)

都市部では特に、ゴキブリのフンや死骸の一部がアレルギーの原因となることが知られています。

カビ(真菌)

湿気の多い場所(お風呂場、地下室、結露した窓など)に生えるカビの胞子も原因となります。

4. ハウスダストアレルギーの症状

主な症状は鼻と目に現れますが、全身に影響が出ることもあります。風邪と違って、熱はないのに症状が長く続くのが特徴です。

鼻の症状

  • くしゃみ・鼻水:発作のように連続するくしゃみや、水のような透明な鼻水が出ます。
  • 鼻づまり:鼻の粘膜が腫れて空気の通り道が狭くなります。特に夜寝ている時や朝起きた時にひどくなる傾向があります。
  • 後鼻漏(こうびろう):鼻水が喉の方へ流れ落ちる不快な感覚です。寝起きに痰が出ることもあります。

目の症状

  • 目のかゆみ、充血、涙目など(アレルギー性結膜炎を併発することが多いです)。
  • 目の下に「アレルギーシャイナー」と呼ばれるクマのような黒ずみができることもあります。

その他の症状

  • 咳・喘息:鼻の炎症が気管支に影響し、咳が出たり、喘息が悪化したりすることがあります。
  • 睡眠障害・疲労:鼻づまりで夜ぐっすり眠れず、昼間に眠くなったり、集中力が低下したり、イライラしやすくなったりします。これにより勉強や仕事の能率が下がることがあります。

5. 診断方法

自分がハウスダストアレルギーかどうかを知るために、医療機関では次のような手順で診断を行います。

1) 問診と診察

医師がこれまでの症状(いつ、どこで症状が出るか)を聞き取ります。

2) 血液検査(特異的IgE検査)

血液中に、特定のアレルゲン(ダニ、犬、猫など)に対して反応する「IgE抗体」というタンパク質がどれくらいあるかを測定します。

■ 当院では合計39項目のアレルギーを同時に検査できる「View39」を実施できます

  • 検査費用は3割負担で4,290円です (高校生までは子供医療費助成制度があり300円です)
  • 検査結果は解釈が必要となります。当院ではアレルギー専門医の院長が結果を説明します
    ※検査は予約なく実施できます。お気軽にご相談ください。

6. ハウスダストアレルギーの治療

様々な薬でハウスダストアレルギーを抑えることができます。

舌下免疫療法

  • ハウスダストアレルギーを根本的に治療する唯一の方法です
  • ダニのエキスを含んだ錠剤を舌の下に置いて溶かし、毎日服用します
  • 自宅で治療でき、比較的安全に治療できます。
  • 3〜5年続ける必要がありますが、症状を大幅に減らしたり、薬がいらなくなったりする可能性があります

■ 当院では、アレルギー専門医による舌下免疫療法を行っています

  • 頻度は稀ですがアナフィラキシーを起こすこともあるため、アレルギー内科での実施が安全です
    → 当院では日本アレルギー学会専門医をもつ院長が治療を行います
  • 来院日から舌下免疫療法の導入を行うことができます
    詳しくは「舌下免疫療法」をご覧ください

鼻噴霧用ステロイド薬(点鼻薬)

  • 現在、最も効果が高いとされる治療薬です。
  • 鼻の中の炎症を強力に抑え、鼻づまり、鼻水、くしゃみのすべてに効果があります。
  • 副作用は少なく安全性が高いお薬です。

抗ヒスタミン薬(飲み薬)

  • くしゃみや鼻水、かゆみを抑えます。
  • 副作用で眠気があるため、学生さんは舌下免疫療法をおすすめしています

抗ヒスタミン点鼻薬

ステロイドの点鼻液と比べて効果は落ちますが、即効性があり症状が出た時にすぐに使えます。

7. ハウスダストアレルギーの生活上の工夫と注意点

鼻うがい(鼻洗浄)

  • 生理食塩水で鼻の中を洗い、アレルゲンや粘液を洗い流します。
  • 薬を使わない安全な方法で、鼻づまりや後鼻漏に効果があります。

寝具の管理:最重要

ダニは布団や枕が大好きです。

  • シーツや枕カバーは週に1回、お湯(温水)で洗濯するか、乾燥機の熱でダニを死滅させましょう。
  • ダニを通さない特殊なカバー(高密度繊維のカバー)で布団や枕を覆うのも効果的です。
  • ダニを死滅させても死骸や糞でもアレルギーがでる可能性があるため、掃除機で吸うことも効果的です

床と掃除

  • カーペットや絨毯はダニの温床になりやすいため、可能であればフローリングなどの方がよいです
  • 掃除機は、排気がきれいなHEPAフィルター付きのものを使い、こまめにかけましょう。

湿度のコントロール

ダニやカビは湿気を好みます。除湿機やエアコンを使って、室内の湿度を50%以下に保つように心がけましょう。

ペットとの暮らし

  • ペットアレルギーがある場合、寝室にはペットを入れないようにしましょう。
  • 空気清浄機を使うことも一定の効果がありますが、アレルゲンを完全に取り除くことは難しいです
    → こまめな掃除と換気が大切です。

当院ではアレルギー学会の専門医資格を持った医師が治療にあたります。
千葉(幕張)でハウスダストアレルギーの治療を検討しているかたは、是非「こあら内科クリニック」にご相談下さい!

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